一生健康なお口を保つために
予防を習慣化
日本は、長寿の国です。しかし、一般の方々のお口への健康意識が世界トップレベルかというと、必ずしもそうとは言い切れません。
お口の健康は、年齢を重ねるにつれ、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)との関わりが大きくなります。しっかりと噛める、しっかりと喋られるお口を保つことで、充実した生活に欠かせない営み「しっかり食べて栄養を摂る」「円滑なコミュニケーション」といったことが若い頃と変わらずに、永く維持できます。
毎日のブラッシングや定期的な検診などは、一見面倒に思われるかもしれませんが、一度身につけてしまえばストレスもありません。それぞれに要する時間を計算してみてください。ブラッシングは毎日5分程度、定期検診は数か月に一度、1時間程度のものです。その先にある「予防効果」と「安心感」のことを考えると、手間と時間をかける価値が十分にあります。
一度失った歯は、元には戻りません。永く、また健康に楽しく生きるためにも、予防の習慣化に取り組んでみませんか?
患者様のお口、ライフスタイルに合わせた通院間隔
基本的に3か月に一度程度の通院をお願いしておりますが、口内環境が良好である場合、また良好になった場合には、通院の間隔を長くしていくことで、患者様のご負担を最小限に抑えられるよう努めております。
担当衛生士と二人三脚で
当院では、予防の初回診療で担当した衛生士が、患者様専任となり、以降の診療においてメインテナンスを担当いたします。
お口の状態は患者様によって異なります。もちろんきちんと記録を残しておりますが、衛生士間の人的誤差を失くすため、また患者様が安心して通えるよう、この「担当衛生士制」を導入しております。
また、毎回同じ衛生士が担当することで、小さな変化に気づけるようになります。「ブラッシングが良くなっている」「この部分が磨けていない」「歯ぐきが以前より下がっている」など、担当衛生士でなければ気づけない小さな変化の発見は、早期治療へとつながり、患者様の励みにもなるかと存じます。もちろん、日々の暮らしでの注意点・アドバイスなどもさせていただきます。
「歯科医師には聞きにくい」という方も、何でも、お気軽にお尋ねください。衛生士がきちんと対応し、場合によっては、歯科医師からのご説明をいたします。
やまだ院長のここだけの話
予防に関して、大前提として「自然体」が大事です。
予防をしないといけない!しなければならない!では、患者様もしんどくなってしまいます。
「毎日、ブラッシングをした方がいいですよ」「あなたの歯が一生健康でいることを望んでいます」と「自然体」でお付き合いしていくことが予防で大切なことなのです。
予防メニュー
フッ素塗布
フッ素を直接歯に塗布することで、歯質を強化し、虫歯になりにくい歯へと導きます。
フッ素塗布は、継続して行うことが大切です。また、年齢に関係なく効果がありますので、ぜひ一度お試しください。
シーラント
そういった歯の溝に「シーラント」を埋め込み、汚れの蓄積、細菌の繁殖、虫歯の発生を防ぎます。
シーラントは、歯の溝を徹底的にきれいにした上で行いますので、細菌が残ってしまう心配はありません。
ただ、シーラントは、わずかではありますが咬み合わせを変化させることになります。当院では、その点にも注意しながら治療を行っておりますのでご安心ください。
PMTC
PMTCは、「professional mechanical tooth cleaning」を略したものであり、「衛生士などによる専門家による口内クリーニング」の意です。
口内の細菌が作る細菌のバリアー「バイオフィルム」を細菌ごと除去し、虫歯・歯周病を予防します。PMTCを受けた後は、汚れやプラークが付着しにくい状態となり、一定期間、予防効果が続きます。
コーヒー、紅茶、お茶、食事、喫煙などによる着色を軽減し、歯の表面が舌で触って分かるほどツルツルになります。歯肉も引き締まり、口内の爽快感に気づいていただけることと思います。
PMTCは、お口の健康面、審美面に有効な予防歯科治療です。
予防についてこんな質問がありました!
大阪に引っ越ししてきたのですが、初診にて定期検診をしてもらうことは可能ですか?
可能です。お電話(TEL:06-6377-5655)や WEB予約にてご予約ください。
定期検診では、どんなことをしますか?
歯の表面積に、何%微生物が付着しているかをコンピューターでチェックします。次の検診で何%に減っているか、時間的経緯を利用して、どれだけキレイになっているかみていきます。歯科衛生士が時間をかけて、お口の中をチェックします。磨けていないところは磨けるようになるまで教育的指導を行います。
PMTC(歯のクリーニング)だけ受けることも可能なのでしょうか?
可能です。お気軽にお問い合わせください。